モンゴルの旅・・・⑤<フフルール湖> [モンゴルキャンプ旅]
9月11日火曜日
起床7:30といつもと同じ。体が習慣的に起きる時間に反応する。
普段日本にいるときは、もっと早い時間に起きるが、モンゴルにきてからは、この時間が習慣的な時間になっている。
朝ごはんは、おかゆ?
コメを砂糖と牛乳で煮たものだが…
味は・・・・・・
キャビアを混ぜてやることでなんとか食すことができたが、モンゴルに来てはじめて、美味しいという言葉が消えた瞬間だった。
ちなみに、モンゴルではキャビアも特産品として多く扱われている。
一般のスーパーでも購入できるようで(調査不足で未確認)非常に安く手に入るという。
だから、贅沢におかゆに入れたり、クラッカーにどっさり乗せて食べたりした。
野営地を出発した時間も、ほぼいつもと同じ10:00
ここまでくると、規則正しい生活を毎日送って、それを几帳面に日記をつけているだけのblog記事になってきている感じがしてならない…
やはり、主題をまとめてエピソードごとに記事を書けばよかったと今になって後悔しているが、旅は今回で半分が終わってしまい引き返せない…惰性で時系列で進ませていただく…
画像だけではわからないことだが、出発した地点とこの日行動している場所では、ずいぶん標高の高い場所に来ている。
自然環境自体はさほどの差はないが、気温がかなり下がって寒く感じる。
もともと極端な温度差があるために気がつきにくいが、朝方の地面の霜、氷を見ると良くわかる。
日が上がってくると一気に気温が上昇するため、7:30頃にはほとんど消えるが、5:00頃は地面は真っ白になる。
日中は、日が出ているときはとても暖かい。暑いくらいに感じるが、ちょっとした雲に遮られるだけでも寒くなる。
日差しのありがたさを感じる。
この日の移動は30kmと、馬で移動をはじめてから一番長い距離を移動する。
相変わらず川や湿地帯を通過するが、前日に比べれば少なかった気がする。
というのは、この日は出発してからギャロップしている時間が非常に長かったことでそう感じた。
馬も汗をびっしょりかきながら走る。後ろから首を撫でてやるとグローブがたちまちびしょ濡れになる。一生懸命に走ってくれる姿は、非常に可愛いく見える。
昼食のために休憩した時間は14:00近くになり、少し遅い昼食になった。
ここから目的地までもう少しで、食後はゆっくり進むという。
モンゴルも牧民と接することは、今回の旅ではじめてのことだった。
今回同行してもらった牧民たちの年齢もままちまちで、10代、20代、30代、40代と幅広い年代で構成されている。
しかし共通していることは、本当に仲がよく、みんな少年のような感じがする。
時間があると相撲をとってみたり、じゃれあったり、腕相撲をしたりと。
それに、出発直後よりも牧民たちと打ち解けることができて、この旅をさらに楽しく過ごすことができた。
昼食後はひたすら緩やかな上り道となった。
馬を走らせることはなく、比較的ゆっくりと進ませた。
道も、一列にならなければ通れないヶ所もあり、少しでも道を外すと斜面へ滑り落ちる可能性もあって、慎重に進んだ。
そして、食後から約2時間半、目的地の「フフルール湖」に到着した。
ここがこの旅の折り返し地点であり、往路の目的地になる。
馬で坂をひたすら登り、先頭の方から歓声が上がって自分もその地点に着くと、今まで見たことがない景色が広がっていた。
今まで見たことがないという感覚だけではなく、なんとも言えない不思議な感覚に全身が包まれる。
しばらく、この神秘的な景色に心奪われ眺めていた。
気がつけば、自分だけ取り残されていたが、牧民が一人待っていてくれて写真を撮ってくれるという。
その一枚がこの画像だ。
到着した時刻は17:00になった。
野営地は湖畔となり、間違いなく日本では体験できない場所でのキャンプだ。
それだけでもモンゴルに来た価値は十分ある。
ここで2泊と連泊することになっており、各々釣りをしたり周辺探索をしたりのんびりしたりと、ゆっくり過ごすことができる。
到着してからすぐに馬の鞍もも外され、放牧状態にする。
「モグモグ」もゆっくり過ごしているのだろうか(^O^)
ここ「フフルール」は標高1800m程度の場所で、到着した夕方は日差しも弱く、かなり寒くなってきていた。
夜には、さらに気温が下がって寒くなることは間違いがない。
そのために、焚火用の薪の準備をはじめた。
自分も倒木を引きづり運び、焚火準備の手伝いをした。
一緒に行った仲間の中では、イトウ釣りを楽しみにしていた人もいて、到着してから早々に準備をして釣りに向かった。
牧民に周囲の釣り場の確認をしてもらってから、釣れると判断した場所に行き釣りをはじめた。
結果、釣果は牧民が釣ったイトウ2匹と、不明の魚4、5匹…
この頃自分は、体を拭いて頭を洗いゆっくり過ごしていた。
その後、焚火の前に座り「アルヒ(ウォッカ)」を飲みながら移動疲れを癒した。
夕食は、ビーツ(北洋野菜)とキャベツをマヨネーズで和えたサラダのようなものと野菜スープにパンといったメニューだ。
この他に、画像にはないが、キャビアとクラッカーにオイルサーディンなどがあって、それをつまみながら酒を飲んでいた。
毎日恒例になった牧民たちと焚火を囲んでの団欒。歌を歌ったりして過ごす。
この日は、翌日がのんびりしたり、釣りをしたりする自由行動のため、みんな遅くまで歌を歌い飲み明かした。
いつもよりも冷え込んだため焚火の火も大きく、テントに入るまでまったく寒く感じなかったが、寝る頃は-4℃まで下がっていた。
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