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2012年から2013年へ [大野路キャンプ場(静岡県)]

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2012年の締めくくりとしてのキャンプに出かけた。
昨年と同様に静岡県の、「大野路ファミリーキャンプ場」を訪れた。

このキャンプ場には、旅館と温泉が併設されていて居心地の良いキャンプ場だ。
本当の自然のキャンプを楽しむには物足りないキャンプ場だが、家で寝正月することを考えるならば、場所を移動して気分転換して寝正月するにはもってこいの場所だと言える。

しかし、出発した2012年12月30日は…

雨…

しかも、この時期には珍しく豪雨となった。
2012年の締めくくりが大雨とは、よほど行いが悪かったのかと物思いにふけてしまう。



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山中湖周辺を通過するころは、数日前に降った雪の残雪が道端に残っている。
寒さを感じさせてくれるには十分な景観と量だった。


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今回は渋滞を覚悟して出発した。
年末でもあり、出発時間が10時とならば、渋滞地獄のど真ん中だと思っていた。
しかし、予想は良い方向へはずれ、まったく渋滞なしで順調に現地に到着したのだ。
到着時刻は、途中買い物をして12:30。出発して2時間半だった。


到着しても雨は衰えを見せず、逆に激しくなっている。
おそらく、ランドロックを設営する頃からピークに入ったのではないかと思うほど激しい。




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雨の設営は慣れたものと思いながらも、やっぱり雨の設営は辛い、気が滅入る、面倒くさい…

ランドロック設営時はサトぽんは車で待機。
立ち上げってから、テント内の準備段階でサトぽんが登場するのだ。
んん~…  雨の日の我が家のルールだ。


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気温は8℃。パープルストーブを点火させテント内を暖める。
遅い昼食を(カップ麺)食し、しばしくつろいでいた。

雨の勢いは衰えず、降り注いだ雨は地面に浸透する量が飽和状態になり、田んぼ状態になっている。


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その後も雨はまるで夏場のゲリラ豪雨のように、ランドロックの幕帯を激しく叩く。
その雨の音で、テント内での会話も聞こえないほどの激しさだ。


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さらには、風も強く吹いている。
雨の中ロープしっかり張り、ランドロックのスカートもペグで抑えた。
おかげでずぶ濡れ状態だ。濡れた上着を脱ぎ乾かし、冷えた体をパープルで暖める。



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またさらには、地面でオーバーフローした雨水がインナーテントとグランドシートの間に流れ込みはじめた…

急ぎグランドシートを処理し、地面にもパイルドライバーやペグを使い無数の穴を開ける作業を行なった。
パールドライバーでかなり深い穴を無数にあけ、眺めのペグでさらに数多くの穴を開けまくる。

芝サイトでのオーバーフローの原因は、芝の根が地中を網目のように広がっており、水の浸透性を悪くしていることだ。
スコップで芝を掘り起こすことは根を切ってしまうことになりできない。だから、たくさんの穴を開ける以外に方法はない。これなら根を切ることもないので芝も死ぬことはない。



そんな作業をしているうちに時間はあっという間に過ぎていった。
夕食はコンビニおでんと刺身盛り。
初日の夕食はこれで十分だろう。


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今回の3泊4日のキャンプの食事は、初日はコンビニおでんとか、買ってきたもので済ます。
そして、翌日からは鍋。それを連日続ける予定で準備してきた。
あとにになり、この予定は良い方に崩れ去るのである。


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夕食後は雨も小康状態になり、やがてやんだ。
いつものように食後は各々好きなように時間を過ごす。
今年は、文明の道具をキャンプ場に持ち込んだ。ポータブルTVだ。

キャンプに来てまでテレビかと思われるかもしれないが、これで良い。
前から言っているかもしれないが、我が家のキャンプは家にいるときの生活が外に出ただけのこと。
いつもと違う環境で、いつもの生活を送ることも我が家のキャンプなのだ。



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2日目の12月31日大晦日。起床は9:30と、とてもゆっくりした朝を迎えた。
夜中の気温も、想像していたこの時期の気温より暖かで快適な睡眠がとれた。
朝起きたときの気温が8℃だった。


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前日は雨の対処でバタバタしてちゃんとご挨拶できなかったが、今回お隣のサイトに来られたキャンパーさんは、昨年もこのキャンプ場でご一緒させていただいたTさんファミリーだったのだ。
昨年お会いしたとき、Tさんファミリーは毎年このキャンプ場を利用されていることは聞いていた。だから、もしかするとお会いできるかなと期待はあった。

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Tさんファミリーのノンちゃんとも1年ぶりの再会。
一年ぶりだが、モモとノンちゃんはいつも遊んでいる友達のように遊んでいた。

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去年は凧揚げをしたり、絵を書いたりと一緒に遊んでいた。
今年は、なにやら二人でおしゃべりをしている時間が長かったように見えた。少し大人になってきたのだろうか…



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日中の気温も暖かく日差しもあって、前日に湿った服を乾かすことにした。

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本当に12月なのかと思うほど、暖かな大晦日になった。なんとTシャツ一枚で過ごせたりするのだ(笑)


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富士山もようやく姿を現した。
去年よりも多くの雪が山を覆っている。今年の方が寒いのか、雪が多いのか、またはその両方なのかはわからないが、どっちにしても冬の富士山の雄大な景観は素晴らしいと思う。


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昼食はこれまた適当で、ステーキ用のお安い肉をサイコロステーキにしてつまみ、ビールを飲んでいた。

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そこにTさんご夫妻が我が家に訪ねてこられ、昼から宴会をはじめた。
Tさんから豚バラブロック肉のスモークと馬刺しを持ってきていただいた。
この豚バラスモークの美味しいこと、とてもジューシーな柔らかいベーコンを食べているようだ。

馬刺しもまさか静岡でこれだけ美味しいものが食べられるとは思わなかった。
馬刺しといえば九州、熊本だ、と思っていた。他の地域では美味しい物は食べられないと思っていたいたことが間違いだったと気づく。

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Tさんご夫妻とキャンプの話しやこどもの話し、それに住んでいる地域の話しをして時間を過ごした。
Tさんファミリーと我が家は、住んでいる地域もほぼご近所だったのだ。
だから、住んでいる地域の話しがよく理解できるし、話しも合うのである。
14:30頃からはじめた宴会は、気がつくと19:00になっていた。

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その後モモとノンちゃんは21:00ころまで遊んでいた。
その後のモモは…
やることはやらなけでばならないね。



本来の大晦日の姿とはいったいどんな姿だったのか…
年越しそばを食べながら紅白歌合戦を見る。赤か白の勝敗を見て盛り上がる。そしてその後の番組であるゆく年くる年を見て、ああ、年が暮れるんだなと実感する。
外では除夜の鐘が静かに、おごそかに響き渡るのを聞き、午前0時の元旦を迎える。

これが自分の知っている大晦日の姿なのだが…
最近は…
キャンプ場で適当に飲み食いし、酔っ払って気がつくと午前0時前。
0時を回ったら、サトぽんに元旦の挨拶をする。


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今年もそんな同じような大晦日であり、元旦を迎えた。
去年は気がつかなかったが、このキャンプ場の周辺では除夜の鐘が聞こえて、さらに数ヶ所から花火が上がっているのを見ることができた。

花火は遠目なので迫力はないが、なんとなく得した感覚になる。


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2013年の朝を迎えた。
夜から朝にかけてかなり冷え込んだ。

夜中というか、朝方4:30にトイレに行きたくなり目を覚ましたのだが、温度計をみるとマイナス4℃になっていた。
朝6:00にはマイナス5℃と、ここが静岡県なのかと疑ってしまう。


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芝サイト一面が雪が降ったごとく真っ白になって、車も氷ついていた。
毎年こられているTさんも、こんなに真っ白に霜がついたのは初めてかもしれないと言っていた。

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1年前も同じイベントに参加した。元旦の餅つきだ。
大野路ファミリーキャンプ場は、旅館と温泉とキャンプ場が併設されている。
旅館に泊まられていたお客さんや、キャンプ場を利用しているお客さんが集まり餅つきをする。

紅白の餅を順番につき、あんこと大根おろしの2種類の餅がお客さんに振舞われる。
餅は一皿に2個添えられる。
モモはそれを5皿、10個の餅をたいらげた…


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餅つきからサイトへもどる途中で、水場にできていた大きな氷を発見。
割って持ってみると、意外に厚い氷ができていた。やはり晩から朝にかけてかなり冷え込んだのだろう。

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前日同様に外でゆっくり日なたぼっこでもしようと思ったが、寒い。
新年の挨拶用の写真を撮影しテントの中へさっさともどった。

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テントの中でテレビを見ながらビールを飲む。つまみは大好きな「さけ缶」。
食いたい時に食い、飲みたい時に飲み、寝たい時に寝る。しかもいつもの環境と違う場所でそれをする。
これが贅沢な時間の使い方だと思う。
ストレスがなく気ままな時間だ。


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14時過ぎにTさんファミリーから招待を受けた。前日は我が家のテントで宴会したから、この日はTさんファミリーのテントで宴会をしましょうということで招待を受けた。

前日に引き続きテーブルの上はごちそうでいっぱいになった。
Tさんは生春巻きやスモーク食材、馬刺しなどを用意され、我が家は刺身と鍋を持参した。

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これまた前日に引き続き気がつけば20時になっていた。
連日5時間以上の宴会を行なった。

本当に楽しく時間を過ごせたのは、お酒や食材の美味しさだけではなく、Tさんファミリーもキャンプ経験が豊富なため会話がはずんだためだろう。



テントに戻ってから、飲みすぎのせいか眠くなりイスに座りながら寝てしまった。
サトぽんに起こされたのだが、結局そのままシュラフに潜り込んでしまったのだった…



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1月2日撤収日。
起床は8:00とゆっくり寝た。
ゆっくり寝たというのとはちょっと違うかもしれない。
夜中から朝方まで強風にみまわれた。

テントにあたる「ドン、ドン」という強風の音で何度か目を覚ました。
ランドロックを使ってから、強烈な強風には遭遇してなかったことと、ランドロックの強風に対する弱点が若干気になり目が覚めてしまったのだ。
ランドロックも、もう少し中央部分の強化ができれば良いと思うのだが、ポールを増やすことで設営も面倒になるし、開閉部の問題も出てきてしまう…

応急的には中央部分のロープダウン強化を考えることだろうか。




朝食は前日の鍋の残りにごはんを入れて雑炊にした。


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撤収時も風は強く、ペグを差し込んだままポールを抜き取る撤収方法でランドロックを片付けた。
12時に撤収は完了。
2012年から2013年へのキャンプも終了した。

元旦と2日と富士山がはっきり見える良い天候に恵まれた。今年もきっと悪いことがない平和な一年になるだろうと期待し帰路についた。



前年の記事「2011年から2012年へ」

*今回ご一緒させていただいたTさんファミリーに感謝いたします。

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Kansai-gin

おはようございます(^◇^)
テーブルの上は、ご馳走とお酒で
一杯、テント内は、笑いが一杯に
なられた様ですね。

大野路は富士登山の時、もう15年前に
なりますかね、その時に利用させて
いただきました。

31日から新富士にいましたが、天候
は最高でした。2日、こちらも風が
強くなる時があり、昼前に感想させ
ていたテントが舞い上がることが
ありました。

2013年、今年もキャンプで初まり
ました。今年も宜しくお願いします。
o(^▽^)o
by Kansai-gin (2013-01-11 07:20) 

ヒデぽん

Kansai-ginさん!
レスが遅くなってしまって本当にごめんなさい…というより、放置状態のblogになってました。申し訳ございません…
新富士は我が家も行ったことがあります。アットホームな感じのするキャンプ場ですよね(^O^)
こどももだんだん大きくなり、学校行事やなんやらで昔みたいに頻繁にキャンプに出かけることが難しくなってきてますが、それでもキャンプは、我が家の重要なコミュニケーションと思っています。だから、今年もできる限り多く行きたいと思ってます(^O^)
なんて、レスが4ヶ月も遅れて…本当にごめんなさい!!
by ヒデぽん (2013-04-30 23:40) 

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