我が家の夏休み(山鳥の森編) [山鳥の森オートキャンプ場]
慣れ親しんだ道。
幾度か通った細い道。
この細くて、けっして走りやすいとは言えない道の風景や香りまでもが懐かしく感じる・・・
たった1年、ほんの1年しか経ってないのに懐かしい。
ふるさとに戻ってきた感覚と表現するのが正しいのかもしれない。
駐車スペースに車を止めて、あらためて辺りを見回し、「山鳥に来た!」と心の中で叫んでみた。
受付をするために管理棟へ向かって歩いていくと、中からオーナー夫妻が迎えてくれた。
1年ぶりの再会だ。
我が家に帰って来たと思えるほど温かく迎えてくれるオーナー夫妻。
モモも走り寄って抱きつく始末・・・
いろいろと、多くのキャンプ場を訪ねてみたけれど、やっぱりここが我が家にとって、最高のキャンプ場だろう。
しばらく、オーナー夫妻と管理棟で話しをした。
大阪に行ってからのキャンプ場の話しや、生活の話しなど話しのきりがない。
話しをしている最中も次から次へとお客さんが受付に来られて忙しい様子なので、管理棟を離れて懐かしいにおいのするサイトへ行って設営する事にした。
今回の山鳥の森でもキャンプは、九州から関東へ転勤された “海なしヨットマンさん” と一緒に計画して実現したキャンプである。
“海なしヨットマンさん”については、後に記述するとして・・・
“海なしヨットマンさん”ご家族が一足先に到着されて、我が家が到着したときに出迎えてくれた。
一緒にサイトへ向かい設営の準備をする頃には、すでに、海なしヨットマン家の、ちーちゃん、しんくんはプールで遊んでいた。
モモぽんも、即水着に着替えて、冷たい水の中へ向かって行った。
この後の日程、5泊6日間ずっと、この冷たい水のプールで遊んで過ごすことになった。
お盆過ぎとはいえ、まだ夏休みシーズン。
そんなこともあってか、多くのご家族がキャンプをされていた。
でも、なぜだかここだと気にはならない。
ただ、お盆が終わる時期にこれだけ多くのテントが立ち並ぶほど、1・2年前はキャンパーがいただろうか?
と考えてしまった。
恐らく増えているのだろう。
滞在中は入れ替わりでガラガラになることなく、キャンプ場キャパの半分以上のサイトが埋まっていた。
我が家は、いつも自分のサイトを構えていたプール下のサイトに設営した。
設営も終わり一息つきながら思ったのだが、山鳥の森ではキャンプに来ているという感覚よりも、別荘に来ている感覚に近いのだと思う。
通常の区画オートキャンプ場とは違った感じだし、かといって、ワイルド感が漂っているわけでもない。
キャンプ場自体が1つの田舎の農村のような感じというのが当てはまるのではないだろうか。
その農村の中でお隣に設営された “海なしヨットマンさん”サイト。
“海なしヨットマンさん”は、今回のキャンプに来るにあたって、東京からフェリーで新門司まで来て、その後車で山鳥の森まで来られた。
この再会も非常に嬉しい再会だ。大人だけではなく、こども達にとっても同じ様に嬉しいようだ。
このキャンプの最初から最後まで、朝から晩までとばしにとばし遊びまくっていた。
こども達にとっても、山鳥の森は遊びなれた場所で、我々親達も、特に心配することなく安心して遊ばせることができる。
“海なしヨットマンさん”には、設営から6日間、親子ともども、すっかりとお世話になってしまった。
毎日何かとご馳走になり、ビールのあてを出してもらったりと、楽しい休日を過ごす事ができたのもこの方のおかげだと思う。
過去にも何度もご一緒したが、今回のキャンプはご一緒した時間の中で最長記録になった。
とにかく、毎日よく飲んだと思う。
山鳥での生活は、先にも触れたけどキャンプをしていると言うよりも、別荘に来ている感じが強い。
それは、行動にも現れている。
普段のキャンプなら、こどもと一緒に遊んだり、散策をしたりと親子が一緒に行動を取ることが多いと思うけど、こども達も勝手を知る山鳥とあって、自由に遊びに出かけて、おなかが空いたら戻ってきて、おやつを食べながら、たった今楽しかったことや、新しい発見、遊びの話しをサイトに来て話しをする。
そしてまた遊びに出かけて行き、夕方、親が大声でこどもの名前を叫んで呼び戻すといった具合だ。
マンション生活が主流になった都会の生活では、消えていった情景の1つだと思う。
こんな昔風の雰囲気がたまらなく良い。
今回のキャンプの癒しになったのは、コットでの昼寝だ。
少し酔いがまわったら、タープ下に置いたコットで昼寝をした。これがまた格別だ。
暑くても爽やかな風が通るタープ下は天国のように感じる。ましてや、ほろ酔い加減で横になるのだから、あっという間に眠りこんでしまう。
この快適な昼寝が、今回のキャンプでは日課のようになった。
ここ最近は荷物を減らすためにコットはキャンプにもって行ってなかったが、夏場のキャンプには必需品と感じた。
s*p品(スノーピーク)が大好きなのだが、コットはUF品(ユニフレーム)が良いと思う。
座ることにしても、荷物を置くことにしても、高さ的にちょうど良いと思う。
もう1つの癒しは温泉。
初めて山鳥の森に訪れたときから癒しの場所となっている。
午後3時半から、翌朝8時半まで自由に入れるところがお気に入りの理由だ。
今回は夕方はこどもと入り、早朝は一人で入った。
秋から早春の寒い時期には、夜寝る前に温まって寝ていたことも思い出した。
さらに、最大の癒しが、山鳥の森の空間だろう。
言葉に表現するのが難しいのだが、この空間に身をおくことの楽しみが禁断症状を生んで、関西に行った後もこの地へ足を運ばせるのだと思う。
このキャンプでこどもは、夏休みらしい夏休みを過ごせたことが、本当に楽しく思えた。
毎日毎日、虫取りをして、川で遊び、花火をし、プールに入って真っ黒に日焼けをした。
走り回って遊ぶ姿が、自分の幼いときの夏を思い出させてくれる情景だった。
僕自身にとっても、最高の夏休みを過ごす事ができた。
それもこれも、この長い期間をご一緒していただいた “海なしヨットマン”さんのおかげ。
本当に感謝しております。
そして、今回偶然にもキャンプ場でお会いできたキャンプ仲間との再会。
詳細はこの後も続くレポートで紹介させてもらうとして・・・・・・
「やっひー」さん、「golfbaka」さんとの再会が本当に嬉しい出来事になった。
そして、夜も楽しく過ごす事ができたのも、この方々のおかげだと思う。
特に最後の夜は、やっひーさん、golfbakaさん、Mさんを交えて飲むことができたのは、思い出に残る夜になった。
最終日・・・
楽しみにしていた山鳥の森でのキャンプも終わりの日が来た。
あっという間に過ぎ去った1週間だったが充実した気分に満たされた。
皆で記念写真を撮り、「また山鳥の森で会いましょう!」と約束を交わした。
この言葉は、嬉しかった。また山鳥の森へ来ることの楽しみが増した気がする。
荷物をすべて車に積み込み、オーナーご夫妻に挨拶をしに行った。
「まるで親戚が帰ってきた感じがしました」とオーナーの奥さんの言葉に優しさを感じる。
この言葉が、またきっと山鳥の森へと、我が家を導くことになるだろう。
モモぽんも、
モモ 「またきま~す!」
たしか去年の別れ際は・・・・
こんな状態だった。
楽しかった夏休み。
嬉しかった再会。
慣れ親しんだキャンプ場。
慣れ親しんだ道を走り、帰路についた。
2009-08-25 23:07
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コメント(18)
お帰りなさいぃ!。
いいところですねぇ、ここ。
本当に自然を満喫できますね。
川にチェアー置いて座る気持ちがよくわかりますよ。
オーナーの方もよい方のようですね。
モモちゃんのうしい気持ちがわかります。
抱きつく姿なんて可愛いですね。
ちょいと「うるっ」となっちゃいました。
もう現実の世界に返ってきましたか?(笑)
by ドレッドライオン (2009-08-26 14:35)
おかえり~。
ホッとできるホームグラウンドがあるのは
いいことですね。
新しいフィールドを探検するのが好きな我が家には
ホームグラウンドと呼べるキャンプ場がありません。
好きなキャンプ場はいっぱいありますけどね♪
by hito&cocco (2009-08-26 15:19)
和気藹々のキャンプだったんですね。
川に足をつけての一杯は涼を感じます。^^;
by ソニックマイヅル (2009-08-26 17:21)
おかえりなさい。
ホント、別荘で過ごす避暑地のようですね~。
ここまで居心地良いキャンプ場なんて滅多にないですよね!
by kii (2009-08-26 17:56)
レポを読んでいると自分まで癒されてしまいました(^.^)
お盆が終わっても出入りが多いキャンプ場って非常に人気があるんだなぁ・・って感じました。
ホント、遠方でもまた行きたい!って思えるキャンプ場ですね!
最後の写真はお子様の成長ぶりが伺える1コマですね(^.^)
まさに故郷・・・田舎に帰ってきたという言葉がピッタリですね!
by ハリゾー (2009-08-26 18:15)
いいですねー
山鳥行ってみたいなー
今回は久しぶりで楽しかったでしょうねー
毎晩楽しかったでしょうねー
ホームグランドみたいなところがあっていいですねー
どっか無いですかねー
長く滞在してると帰るのも寂しいですねー
でもいい夏休みでしたね!
by yossi- (2009-08-26 20:41)
ドレッドライオンさん!
暑い中で、川にイスを置いて足だけ浸かっているだけで涼しくなります(^^)
このキャンプ場はモモもよく知っていて、管理人さんもよく知っていてくれるため、安心していられます。(^^)
楽しい夏休みでした・・・ が、今は現実の世界に・・・(^^;
by ヒデぽん (2009-08-26 21:11)
hito&cocco さん!
ここは本当に落ち着く場所なんです。(^^)
レポにも書きましたが、ここはキャンプ場というより、我が家の別荘なんです!
だからキャンプというよりも、家でくつろいでいる感じなんです(^^)
by ヒデぽん (2009-08-26 21:19)
こんばんは~^^
なんだか目をウルウルさせながら拝見しました。
山鳥には色んな思い出と言葉では語れない人情がいっぱい
詰まってるんですね。
こんな風に人間関係ができたらすごく素適だなぁと色んな意味で
考えさせられます。これらは一昼夜にしてならずご家族皆さんの
日々の行動とお人柄が生んだ結果でありさらに進化され続けて
いるお姿に深く感銘します。
9月の下旬にようやく予約を入れることができました^^
初めの一歩 大切にしたいです^^
by ふじやん (2009-08-26 21:20)
ソニックマイヅル さん!
毎日天気もよくて、毎日昼からビールを飲んでました(^^)
これが涼しくて、リラックスして過ごしてました!
by ヒデぽん (2009-08-26 21:27)
kiiさん!
ただいま(^^)
久しぶりに古巣に戻っての夏休みを過ごしてきました!
一度行ってみてくださいと言いたくなるくらいの場所ですよ(^^)
機会があれば訪ねてみてください!
最高ですよ!!
by ヒデぽん (2009-08-26 21:34)
ハリゾー さん!
お盆が過ぎた普通の日でも多くの人が訪れていたことには、僕も少々驚きました。
他のキャンプ場は空いていたのに・・・
やはり人気が高くなったのでしょう(^^;
また、計画を立てるつもりです(^^)v
by ヒデぽん (2009-08-26 21:39)
yossi-さん!
山鳥に行きたいでしょう(^^)v
行ってみてください!
毎昼、毎晩飲んでました(^^)ダラダラの生活で帰ってきてからの社会復帰に苦労してます・・・
by ヒデぽん (2009-08-26 21:43)
ふじやん さん!
気さくなオーナー夫妻の人柄がこのキャンプ場の魅力でもあるんですよ(^^)
そんなご夫妻の人柄に触れたくて訪れる方も多くいると思います。
10月、11月になると、めっきりキャンパーも少なくなるので、そんな時期に行かれるのも良いですよ!(^^)
是非、ご一緒に行ってのみたいですね(^^)
by ヒデぽん (2009-08-26 21:52)
やはりホームは良いですよね。
オーナー夫妻の人柄がこのキャンプ場の魅了が感じられます。
九州ですか~!関東からでは行くにはチョット厳しいですね(笑)
by campapa (2009-08-27 00:36)
campapa さん!
今となっては、ホームというより、ふるさとといった方がいいかも(^^)
関東からだとフェリーがあるようですよ(^^)
是非1度立ち寄ってみてください!!
by ヒデぽん (2009-08-27 22:17)
こんばんは(*^。^*)
湯の原でお話は伺っておりましたが、、想像を超える素敵なキャンプ場ですね~気持ちよすぎますね(笑)
ここは行っておかねば・・・と強く思いました(*^。^*) 夏が良さそうですね(*^。^*)
by piyosuke-papa (2009-08-28 20:41)
piyosuke-papa さん!
すてきでしょ~(^^)v
是非一度立ち寄ってください!
久住の山々を歩いたあとでも、ベースとしても利用できますよ!!
川に入れませんが、秋もいいです!
by ヒデぽん (2009-08-28 21:46)