ランドロック初張りに!(111119-111120) [軽井沢キャンプクレスト]
念願のランドロックの初張りのため、キャンプに出掛けた。
2011年11月19日から11月20日の1泊2日のキャンプだ。
季節は晩秋。葉が落ちた木々が立ち並ぶ景色に、肌に触れる空気は冷たくなって、見上げれば、空は真っ青な秋晴れのイメージが非常に強く脳裏に焼き付いているのだが、今年の晩秋はちょっと異なっていた。
雨だ。
もちろん雨はどの時期でも降るのが当たり前なのだけど、この時期に、まるで夏の豪雨を思わせるほどの雨が降った。
しかも、ランドロックの初張りのときに・・・
もう1つは気温だ。
まるで9月下旬から10月上旬を思わせるほど季節感のない気温になった。
今回は、雨を覚悟しての出撃。このタイミングを逃すと、年内にランドロックを設営できないかもしれないと思い、雨の予報とわかっていても出かけることにしたのだった。
高速道路を進むにつれて、空は益々どんよりと暗くなって、雨脚も激しくなってくるようだった。
できるだけハイテンションでキャンプ場へ向かおうと思っていたが、どんどんテンションも下がってくる。
途中、SAで休憩していても・・・
「中止して帰ろうかなぁ・・・」
なんて弱音が出そうになる。
高速道路を下り、一般道を走る。景色は間違いなく晩秋の装いをしている。
基本的に晩秋の景色というものが好きだ。木々の葉が落ちてしまい、なんとなく淋しさを感じてしまいがちだが、空気もきれいで、夏場には気がつかなかった景色なんかも目に入るようになる。
しかし、今回は雨で、テンションが上がりきらない。それに霧もでて景色を楽しむレベルではないのだ・・・
初張りに出掛けたのは、いつもの場所「軽井沢キャンプクレスト」。だから、行動パターンはいつもと同じ。
軽井沢の町へ立寄り、いつもの買い物をする。
軽井沢の町も、夏場とは違って映っていた。
キャンプ場までの道のりも、景観は晩秋だ。
キャンプ場に隣接しているトウモロコシ畑も、視界を遮るほど高かった幹も完全に立ち枯れて、遠くまで見通せるようになっていた。
夏場から毎月通ったキャンプ場、「軽井沢キャンプクレスト」の景観の変化も堪能できた。雨が降ってなければ、なお良しなのだが。
ランドロックの初張りは、どうしても「キャンプクレスト」でやりたいと思い、雨の中やってきた。
雨でも来た理由は、今回の日程の11月20日でキャンプクレストは来年4月までクローズになるからだ。
キャンプをしようと思っていた日程が、ちょうど年内最終という偶然もあって予約していたのだが、雨とは・・・
受付には犬連れのお客さんが多数。意外と来ていると思っていたが、団体脚で、全てバンガローのお客さんだった。
テントサイトは我が家だけ。
受付を済ませていつものサイトへ向かった。
本当は、フィールドのど真ん中に設営しようと思っていたが、団体のお客さんが、フィールドで犬を走らせたいとのことで、いつものサイトに設営することにした。
さてここからはランドロック初張りの様子になるのだが、その前にひとこと。
ランドロックはリビングシェルと比較して、非常に大きな幕帯でできている。
幕帯も少々厚くできていた重たい。
リビングシェルを一人で設営することは慣れたものだが、ランドロックは未知の世界になるため一人では不安がある。
2年前にs*p神戸で見た、跡路さんの設営説明の記憶と、サトぽんの援助が頼りになる。なるはずだった・・・
天候は雨。凍えるほどではないが、肌寒いことは肌寒い。管理棟はストーブと暖炉で暖かい。
サトぽんは、外に出てこない。出てこない。出ない。出たくないと言っている。
こうなっては出てくるはずもなく、一人サイトで、雨の中設営準備を始めたのだった。
”一人で!”
最初にポール出し、つなぎあわせ幕帯設営の準備を整えた。 ポールの作業が終わるころ、けっこう激しく降っていた雨が小康状態になった。 チャンスと思い、一気に幕帯を引っ張り出し、広げた。 ここからがs*p神戸店で見た記憶を蘇らせるときだ。
広げた幕帯に、リッジポールをセンタスリーブ(緑)に通し、両方のAポールもリッジポールと接続しておく。 それから、センターポール(端部がゴールド)もセンタースリーブ(黄)に通しておく。 まるで、大きな昆虫のような姿になる。
その後、片側のポール3本だけリングピンに差し込む。 これで立ち上げの準備は完了。
あとは、リングピンに差し込んでないポールを、Aポールから順番に差し込んでいく。
A→ センター→A
立ち上げってからCポールをスリーブ(緑)に通してリングピンに差し込んでいく。 この辺りは、リビングシェルと同様の作業。
ここまで行けば、あとはフックを掛け、AとCポールのクロス部をベルト固定して出来上がり。 この後は、ペグダウンやロープダウンの作業になる。 マニュアルと違うのは、センタポールを初めから通しておき、立ち上げのときは、Aポール、センター、Aポールの順で立ち上げる方が安定感があって、やりやすいのかもしれない。(マニュアル通りの設営はまだ行ってないので比較はできてません)
とりあえずポール準備から、ペグダウンして位置を固定するまでの時間は30分だった。 風がほとんどなかったからスムーズに設営することができたが、風の強い状態での設営は考えないと風にあおられると思う。 片側の全てのポールをリングピンに差し込む段階で、ペグで仮止めしてから反対のポールを差し込むのが良いのかな・・・?
最後はロープダウンだけなのだが、これが意外と手間が掛かる面倒な作業になる。 12本のロープの取り付けをダラダラとやって、最終的にロープダウンまでに費やした時間は、始めてから50分後だった。
(途中、たばこ休憩含む)
約1時間で、ポール準備からロープダウンまで、すべての作業が完了。 この時間が早いのか遅いのかは何も比較をしてないのでわからない。あくまでも、参考設営時間とでもいうものだろう。
個人的にはリビングシェルと比較して、さほど時間差がないことに驚いた。ほとんど変わらない時間で設営できることはメリットが大きい。
リビングシェルと同じ設営時間で、大きな快適空間が確保できるというメリットだ。
感想としては、「広い、大きいなぁ~、嬉しいなぁ」といった感動。 もう一つは、「サトぽんが居なくて、一人でもできた」みたいな第一印象だった。
やはり、実際の設営方法を見ているのと、見てないのでは、最初の設営ではかなり大きな時間差ができるかもしれないことと、リビングシェルを設営したことが有るか無しでも違ってくると思う。 設営ノウハウの基本はリビングシェルで、実際の設営方法を見ることで手際が良くなるのだろうと思う。 雨が降っていたため、画像が少なかったのが残念。今度晴れた日に、もう少し詳細な画像を撮っておきたいと思った。
一時間後にサトぽんがサイトに現れた頃に、また雨が激しくなってきた。
その中、荷物をテント内に移す作業中だった。
今回の初張りでのもう一つの試験張りをしたかったことは、アメニティードームのインナーを入れ込むこと。
アメニティードームのインナーをランドロックに入れると、どういった感じになるのか・・・
結果・・・
確かに、広い寝室を確保できたことはできたが、ちょっと想像した快適空間とは違っているような・・・
メニティードームSのインナーから、アメニティードームのインナーにしたのだからあたりまえの話しになるが、リビングスペースが想像よりも小さいように感じた。
イメージ的に言えば、1LDKの部屋を想像していて、結果、1DKの部屋だった・・・みたいな感じ。
ここでサトぽんが一言。
サト 「やっぱり、アメドSのインナーを使おう!」
ヒデ 「それじゃあ、リビシェルのときと同じで、俺の寝るスペースが・・・」
サト 「ヒデぽんはコットで良いじゃん!!」
ヒデ 「・・・・・・ え!?・・・・」
まぁ、とりあえず、今回はアメニティードームインナーを入れ込んだのだが、次回は標準のランドロックインナーテントを吊るしてみる予定だ。
アメニティードームインナーの場合は、設営手間を考えると無駄のような気がする。
リビングシェルの場合は、専用インナーテントを設営するのに、意外と面倒だったことで、アメニティードームSのインナーが重宝したのだが、ランドロックの場合は、少々感覚が違うのかもしれない。
雨の中、荷物搬入は終了。
時刻は13時を過ぎたところだが、雨天に霧という環境から、周囲の明るさは、夕方ではないかと思わせるような感じだ。
ここからのレポートは、足早に進めたいと思う。
初張りを完了したランドロックの中で、サトぽんと二人で寸評を語り合った。
インナーに関しては、前述通りだが、こうした方が、ああした方が、こうしよう、ああしようなどなど色々話そをした。
ここで気がついたのだが、今回のランドロックの使い方が、前後逆さまで使っていた。
天井を見上げると、ランドロックのインナーを吊るすリングが、パネルを上げた側についていた。
ランドロックには、後ろ前があるのだと、気がついたのだった・・・(勉強不足)
ペグダウンしてしまったし、荷物も入れ込んでしまっているので、今回は逆さまで使用することになった。
モモはチェックインしてからずっと、管理棟でまったりしていた。
「ロビン」と「オレオ(はな)」と遊んでいたのだ。
さすがに8月から11月の毎月、5連続できているだけあったか、2匹ともモモには慣れた感じある。
サイトでは、パープルストーブ501に火を入れ、テント内を暖めた。
気温は、この時期にしては異常なほど暖かい。しかし、13℃程度なので、凍えることはないがは肌寒い。
雨の湿気の影響もあって、冷気がまとわりつくような感じがするので、パープルストーブ湿気を飛ばす。
11月も下旬に入る晩秋の北軽井沢の気温が、13℃、14℃あるというのは、完全冬装備で出撃してきた我が家にとって、少々拍子抜けした気分だ。
季節感がずっこけてしまうが、寒くないということは、サトぽんにとってはありがたい誤算だった。
分厚い雨雲のせいで、16時を過ぎるとランタンの灯りが必要になった。
ビールを飲みながら、スモークサーモンをつまみ、ほろ酔いのいい気分で時間を過ごしていた。
飲んではつまみ、つまんでは飲んで過ごすうち、そのまま夕食へ突入してしまった。
もちろん、それは僕だけ。
サトぽんは、せっせと夕食の準備をしていたのだ。
いやいや、ぼくもランタンの準備はせっせとしながら、飲んではつまんでいた・・・
夕食は。恒例の「すき焼き」
本当にキャンプでしかしないメニューになってしまった。
これが、また外だから美味しいといえるのだと思う。
肉は家から持ってきているが、野菜は現地調達物なのだ。
白菜、ネギ、卵、シイタケ、マイタケ、どれもスーパーで買うより安く、うまい。
モモも外の味というものを理解できてきているようで、
モモ 「やっぱり外で食べるのっておいしいよね~」
と語りかけてくる。
夕食時、オーナーさんがテントに来られ、食事が終わったら一杯やりましょうとお誘いを受けた。
その言葉に甘えて、夕食後、管理棟へ行き、ご相伴にあずかった。
モモも勉強道具を管理棟にもってきて宿題をし、サトぽんも片づけを終えてから管理棟に来た。
キャンプ場関係のスタッフさんも交えて、2時間ほど・・・もっとかなぁ?お邪魔してしまった。
気持よく酔っ払い、22時を回ったところでお開きとなった。
サイトに戻る途中、空を見上げると、満点の星空が広がっていた。
朝方、強烈な雨が降った。
何時か確認はしなかったが、幕帯に当たる雨音が激しく、その音でいったん目が覚めた。
この時期に、まるでゲリラ豪雨のような雨が降っていると思いながら、再び目を閉じた。
2度寝の起床が7:00だ。
夜中もまったく寒くなく、激しい雨音で目が覚めた以外は快適に寝ることができた。
起き上がるときも、まったく寒くない。
こんな晩秋キャンプは初めてかもしれない。考えてみると、9月の連休に来た時が一番寒かったことになる。
9月下旬で、気温が3℃、4℃になったのだから、どっちが晩秋なのか不思議な感じがする。
起き上がって外に出てみると、太陽が見えた。
若干、とぎれとぎれの雲が目につくが、太陽と青空を見ることができた。
乾燥撤収ができると、嬉しくなった。予報では曇りだったことで、乾燥撤収はあきらめていたのだ。
しかも、気温が高い。これも嬉しい誤算になった。
さっそく湿っぽいイス、濡れた傘を外に出して乾燥させる。
ランドロックのパネルを上げ、テント内の空気を入れ替える。
幕帯自体も新しいことから、水はけが良く、幕帯についた水玉もきれいにはじけている。
乾燥をさせながら、朝のコーヒーを入れて飲み、朝の散歩もした。
8:00少し過ぎて、サトぽんとモモも起きてきた。
前夜の残りで朝食を済ませて、撤収作業を始める。
晴れたおかげでテント内の道具も外に出しっぱなしにできる分、要領よく片づけができる。
完全乾燥撤収の欲がでてきて、昼までに片付ければ良いと、ゆっくりと作業をした。
もともと、雨か曇りの中で撤収するつもりでいたので、時間が掛かけて撤収すると決めていた。だから、時間的な制限はまったくなかった。
朝、濡れていた幕帯も、11:00ころにはほぼ乾燥状態。
ロープ、ペグを外し、ランドロックの向きも変えてさらに乾燥させた。
11:30、乾燥状態を良しとして、幕帯を片付けに入った。
12:00、完全乾燥撤収完了!!(中国語みたい)
その後、オーナー夫妻に挨拶をし、来年の予定なども確認した。
この冬場には、キャンプ場を少しいじるとのこと。
2012年のオープンは4月になる。その時は、キャンプ場のどこかが変わっているのだろう。
楽しみだ。
しばし、軽井沢キャンプクレストとはお別れになる。
さて、冬場のキャンプ場探しでもはじめよう!
初張りおめでとうございます。
やはり最初は慣れないので大変だったみたいですね。
でも何回も張ると大丈夫ですかね。
でも広そうでいいですね。
次はインナーがいい感じで使えるといいですね。
2日目も完全乾燥撤収出来てよかったですね。
by yossi- (2011-11-23 01:14)
一人での初張り、合格点ですね!
リビシェルと同感覚というのは意外でした~
キャンプ場スタッフさんたちともグッとお近づきになって
素晴らしい!
次はどんなランドロックの魅力を伝えてくれるかな?
by legopapa (2011-11-24 00:05)
ランドロックの初張りおめでとうございます。
(おいくらでGetされたのか?興味深々!!)
ヒデぽんさんが連続で利用されるキャンプ場って、どんなん??
4月までお預けですが、OPEN早々に出撃したいと思います(苦笑)
by maco (2011-11-24 02:15)
yossi-さん!
設営するまでは不安がありましたが、やり始めたらすぐに理解できて、迷いもなく順調に設営できましたよ!
撤収時の晴天は運が良かったです!
乾燥撤収はあきらめてたので(^^)
by ヒデぽん (2011-11-24 21:14)
legppapa!
30分合格ですか(^^)/
次回はもう少し早く出来そうな気がします!立ち上げの順序は、センターポールの有無以外はシェルとそんなに変わらないので、意外とすんなり立てられましたよ!
大きく広いテントなんで、次回は何をどう試すかが楽しみです!
by ヒデぽん (2011-11-24 21:27)
macoさん!
いくらで手に入ったか!?(^^)
今度お会いしたときにでもお話しいたしましょう!!
来年4月になったら是非行ってみてください!
お時間が合えばご一緒しますよ!(^^)
by ヒデぽん (2011-11-24 21:30)
ロック初張り、おめでとうございます。
慣れてしまえば設営は結構楽になります。
私は1人設営は無理ですが(笑)
ちなみに一度だけロックとエッグを試験的に合体させたことがあります。
少しだけ隙間がでてしまいますが、流石にデカイですよ!
by campapa (2011-11-25 00:14)
campapaさん!
ありがとうございます!
実際に自分が使い、ロックはさすがに大きいと思いました。
さらにエッグの連結とは(^^)大きいでしょうね!
我が家はインナーをどうするかで、いろいろ試験してみたいと思います(^^)
by ヒデぽん (2011-11-26 13:04)
Kansai-ginさん!
niseどうもありがとうございます(^^)/
by ヒデぽん (2011-11-26 19:29)
はじめまして
SPクラブからお邪魔しました
いや~奇遇ですね
私もこの日C&Cでロック初張りでしたのでコメントせずには
いられませんでした
設営方法非常に参考になります
次回はヒデぽんさん流でやってみます
by ゆうそう (2011-11-27 17:19)
初張り、乾燥撤収できて良かったですね。
私は慣れていても、一人で立てようとは思いません(笑)
我が家と違って詳細なレポ。
見ている方にこれ程参考になるブログは少ない。
我が家はこれからウインターモードに切り替わるので
キャンプは3月下旬までお預け。
ヒデぽんさんの、冬キャンレポで楽しませていただきます。
by hito&cocco (2011-11-27 20:09)
ゆうそうさん!
ようこそです(^^)!
ロックの初張りでしたか!奇遇ですね!
我が家の初張りは雨でしたがいかがでしたか?
あの張り方は、s*pの跡路さんの張り方で、それを勉強したのです(^^)
でも、きっとマニュアルより早く、設営しやすいと思いますよ!
これからも、よろしくお願いいたします!
by ヒデぽん (2011-11-30 00:08)
hito&cocco さん!
詳細レポでもないですよ(^^;
できたらもっと詳しくと思いますが・・・なかなか人に伝えることは難しいですよね!
hito&coccoさんはこれからはウインタースポーツの世界に入りますね(^^)
そろそろ我が家のモモもスキーを始めさせようかなぁと思ってます!
by ヒデぽん (2011-11-30 00:13)