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晩秋の富士!(101120-101121) [朝霧ジャンボリーAC(静岡県)]

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<プロローグ!>

出発の前日の金曜日、どうしてもキャンプがしたかった。
仕事も出先から直接帰宅したため、早く帰ってこれた。

サトぽんに、明日は外で食事しようとだけ言った。

サト 「何をたべるの?」

ヒデ 「すき焼きが食べたい!」

すぐにパソコンに向かい、すき焼きを食べに行く場所を予約した。

ヒデ 「明日は富士山の麓ですき焼きするから!」

サト 「え~!?キャンプかよ~!マジ~!?」

ということで、“朝霧ジャンボリー”にすき焼きを食べに行くことが決まった。


決まれば行動は迅速に行う。
寒さをしのぐための灯油、車のガソリン、そして、すき焼きの材料を買出しをして、あとは翌朝の出発を待つだけとした。

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<出発!>

朝起きてみると、気持ちの良い秋晴れ。絶好のキャンプ日和だ。

いつも出発時間が遅くなって、渋滞に巻き込まれる状態が続いたので、こんどこそは早めの出発しようと思い、7:00には家をでることができた。

しかし、渋滞に巻き込まれる。
前回10月下旬に、那須方面へ行ったときは、東北エリアの紅葉シーズンで大渋滞だった。

今回は、関越道、中央道方面が渋滞・・・
人の考えることは、ほとんど同じなのだと思い知らされた。


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それでも、少し早く出ていたおかげで、完全に停車してしまうほどの渋滞ではなく、のろのろでも、なんとか動いていてくれる渋滞だったのが不幸中の幸いかもしれない。

我が家の住んでいる埼玉から朝霧までは、都心を抜けて東名道を使うか、圏央道を使い八王子から中央道を使うか選択ができる。

今回は中央道を使い、大月JCTから河口湖方面に入るルートを選んだ。これも、同じ方面のキャンプ場に向かうときに、東名道を利用して痛い目にあったためである・・・



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中央道も相模湖ICを過ぎるとスムーズに走る事ができた。

途中、快走中に正面に富士山が雄大な姿を現し、キャンプができる喜びと合わさってアドレナリンが泉のごとくあふれ出てくるのを感じる。

夏の景色とは違い、空気によどみがないことと、湿度が低い分、富士山にかかる雲も少なく、クリアーに見える。

河口湖ICを降りてからおよそ30kmは一般国道を走る事になるが、信号も少なく快適なドライブを楽しむことができる。




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<道草!>

キャンプ場へ向かう途中、国道139号線沿いに、道の駅「なるさわ」がある。
ちょっと寄り道してみる事にした。


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道の駅という場所は、地元で取れた野菜や物産が販売されていて、野菜などを道の駅で買うことがよくある。今回はすべて用意してきているので買うものはないのだが、好奇心が勝って立ち寄る事にした。

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物産店では何も買わなかったが、隣接する場所に「鉱石ミュージアム(モモの大好きな石)」なる建物が建っている。
当然モモは外に無造作に置いてある鉱石に向かって走っていった。

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モモ 「中を見てみたい!」

ヒデ 「・・・・・・・・・・・・」


案内をよく見てみると “無料”と書いてある。

ヒデ 「しょうがないな~!いいよ!見てみようか」

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中には鉱石がどのようにしてできるのか、さまざまな鉱石のサンプル(本物)が展示してある。

水晶やアメジスト、ローズクォーツなど、触れることもできる。
そして、当然といえば当然だが、お土産屋さんも見学順路の最後に自動的に誘導される仕組みになっている。

もちろん買わされた。
水晶の原石。浄化作用があって、魔よけになるらしい・・・



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<到着!>

11:30“朝霧ジャンボリー”に到着。


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受付を行う管理棟は、併設しているゴルフ場のクラブハウスと同じ場所になっていた。
チェックインが8:00から可能なので、思いっきり早く出てきてゆっくりするのも良いだろうなと考えながら受付を済ませた。


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キャンプ場の詳細はキャンプ場インプレッションで語ることにするが、場内に車を入れたときに感じたことを話したい。
場内に入る入り口から砂利道を走り奥へ入っていくとキャンプ場の管理棟に出くわす。


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広い場内はオールフリーサイトになっているので、好きな場所に設営することになる。

広々としているが、ところどころに木が植わっていてとても気持ちの良いキャンプ場だ。
また、富士山もしっかりと見る事ができて、自然と気分が高揚してくる。


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設営する場所を決めるために、車で場内を回ってみた。
若干気になるのが、フラットなスペースが少ない。極端な傾斜はないものの、フラットな部分が非常に少ないのだ。

すでに、数件、数組のキャンパーが設営している、もしくはすでに設営を終えていた。
おそらくフラットでよい場所なのだろう。
我が家は初めての利用だし、サイトの知識はないため、じっくりと確認しながらサイト探しをした。

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この時期にしてはキャンパーの数も多いと思った。すでに来られていたキャンパーは意外と近距離でかたまって設営されていた。その辺りがこのキャンプ場で一番良い場所なのかなと思いながらも、我が家は若干傾いているが、まったく人の居ない場所を探し、選んだ。もちろん富士山は良く見える場所だ。

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意外と多くのキャンパーが集っていると言った。
面白い発見があった。
発見でもないのだが、幕帯のカラーリングがエンジにベージュかグレーにベージュ、ブランドマークは*(アスタリスク)のテントが90%以上。
夏場の景色とはまったく異なった景観になる。おもしろいものだなと思う。


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<設営!>

設営をはじめた12:00頃になると、気温はかなり高くなっていた。16℃と動いていると汗ばんでしまうほどだ。
結局暑くなって、設営途中でTシャツ1枚になってしまった。

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あらためて周囲の景観を眺めると、木は茶色や赤に変わった葉を大部分落とし、地面にその残骸をまき散らしている。その地面にしがみついて生きている芝も、夏場の鮮やかな緑色から茶色というか、ベージュ色に変わっている。

この景色は晩秋のキャンプだ。暖かいといってTシャツ1枚になっても季節はもう冬に近い。時折吹く風の冷たさがそれを教えてくれる。




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<ひたすらのんびり過ごす!>

テントを設営し、すべての道具を準備し終わった頃は14:00近くになっていた。遅めの昼食をたべ、お茶を飲みながら・・・・ビールを飲みながらゆっくり過ごした。


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それから、広い場内の散策に出かけた。我が家よりも後から入られたキャンパーが設営していたり、のんびりしているグループがいたり、子供とキャッチボールなどしている家族もいた。

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場内にある遊具設備はブランコ。我が家が設営したエリアからすぐ近くにあって、遊んでいるのはモモだけだ。

ぼくも乗ってみたが、富士山に向かってこぐブランコっていうのも、なんと言えばよいか言葉が見つからないが、楽しい。

ちょっと、こどもの頃に戻ったような感覚になった。
こどもの頃なら、きっと富士山まで飛んでいけくらいのことを思いながらブランコをこいでいただろう。


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時間とともに暖かな気温は急激に下がりはじめた。それに、15:00を過ぎるともう夕方になる。

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サイトにもどってから、少し早いがランタンとパープルストーブの用意をはじめた。
さらに時間は過ぎ、16:00になると日は山間に隠れ、薄暗くなった。

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気温の低下も増して、日中との温度差を感じる。日中は18℃近くまで上がったが、16:00の段階では12℃。さらにどんどん下がっていくのだ。
寒がりサトぽんのために、パープルストーブは点火させた。


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17:00には、ランタンにも火を入れリビングシェルの中を明るく点した。




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<すき焼き!>

外気温とシェル内の温度を今回も比較してみた。この行為は寒くなってくると毎回している行為かもしれない。

これをすることで、外気が寒くなってもリビングシェルの中は暖かいんだ、冬でも大丈夫なんだと、我が家の誰かさんを安心させるためにやっているかもしれない・・・
自分も安心していたりもする。

この日の温度差は、外気温が3℃になったときに、シェル内の温度は23℃と20℃の差が出た。ぼくはシェルの中ではTシャツ1枚で過ごしていた。


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今回のメインイベントというか、目的でもある外食“すき焼き”だ。
我が家では最近、家ではすき焼きはしていない。
2年ほど前からだろうか、キャンプですき焼きをしてからというもの家ではしてないのだ。

なぜなら、寒く感じる頃のキャンプでのすき焼きは、普通の鍋料理よりも体が温まるというのが理由だ。その原因はわからない。普通の水炊きなどの鍋物よりこってりしているからなのかもしれないが、さっぱりしたものと、こってりした食べ物の違いが耐寒能力と相関があるのかは、まったくわからない。

とにかく、おいしく食事ができて、暖かくなればそれで良い。
暖かくなったシェルの中でTシャツ1枚になり、ビールを飲みながらすき焼きを食した。
最高だ。




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<なにげない家族とのだんらん!>

前日の夜はハリーポッターを見て遅くまで起きていたモモは、この日は20:00を過ぎた段階からあくびの連発。

いつものモモは、まるで機関銃が弾丸を連発するかごとく、言葉が次々と炸裂して出てくる。
今回はあくびをしながらも、機関銃とまでいかないにしても、連発銃であるという比喩は変わらない・・・
静かに過ごしたいが・・・(あのね~・・・それでね・・・だけど・・・なの・・・はははっ!!)

うるさい・・・


ヒデ 「モモ、オセロやろうか?」

モモ 「やろう!」


オセロをしていれば考える時間ができるため、静かになる。
しかし、これは間違いだ。全然しずかにはならない。誰に話しかけるわけではなく、一人でしゃべっているのだ。

最近オセロゲームは、少し手を抜くとモモに負けてしまう。(いや、本気で負けているような気もする・・・)

ハンディーをつけてやっっているが、なかなか強くなってきたので相手にしていても楽しく思える。
これからの夜長キャンプはオセロがブームになりそうだ。



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<静かな夜!>

静かな夜に響くパープルとランタンのバーナー音。これぞ寒くなった季節のキャンプと感じる。

モモが寝て静寂な夜を迎えたのだが、歳のせいなのだろうか・・・ 眠くなる時間が早くなったような気がする。

しばらく、お茶を飲みながら夫婦の会話を楽しんでいたが、23:30にはシュラフの中にもぐり込んだ。

サトぽんはシェルにもぐり込んで、一人DSをやっていたようだ・・・




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<朝!>

快適な睡眠。この時期にしては気温が高かった。おかげで快適な睡眠をとることができた。
夜、寝る前に2℃まで下がり、朝方はマイナス気温になると思っていたが、6:30に起床して外を確認したが、霜も降りてなく、氷もなかった。きっと、夜半は2℃程度だったのだろう。
montbellの#3だけでも、十分暖かく、快適に寝れた。


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朝起きて外に出ると、綺麗な青空が広がっていた。気温は6℃。けっして寒さに凍えるのではなく、引き締まった感覚になる寒さが心地良い。

まだ起きないサトぽんとモモを尻目に、気持ちの良い朝の時間をお茶を飲みながら楽しんだ。

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時間とともに暖かくなってきて、8:00過ぎにサトぽん起床、8:30過ぎにモモぽん起床。

朝食は、昨晩のすき焼きの残りを食した。昔から残ったすき焼きを、翌日の朝食べるのが好きだった。

豆腐など味がしみ込んでいて美味いのだ。こんな経験をされている方々はきっと多いはずだと思う。




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<周辺をドライブ!>

撤収時間が16:00とゆっくりすることができる。
10:00ころから片付け始め、12:00過ぎには荷物を積み込み撤収が完了。
月曜が休めるようなら、あと2泊ゆっくりできたのだが、それはかなわなかった。

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キャンプ場を離れ帰路に着いたのだが、せっかくなのでドライブをして帰ることに決めた。

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本栖湖の周囲を走った。
狭い湖畔周回コースでは、秋の終わりを告げるかのように木々たちが葉を散らしている。

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散らされた葉が、風にあおられ舞い上がっては落ちていく。
枯葉吹雪。

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ちょうど湖畔を半分ほど走ると、富士山が見える。
湖と、他の山々の合間に雄大な富士山を望めるすばらしい光景だ。


モモのリクエストに応え、再び道の駅「なるさわ」の鉱石ミュージアムへ向かった。
恐らく、また何か買ってもらおうとたくらんでいたのだろうが、ここは心を鬼にして、

「な~んにも買わないからな!」

と最初に釘を打ち付けておいた。
クリスマスが近づくと、意外と聞きわけが良くなるかもしれない。「悪い子=プレゼントはもらえない」が彼女の頭の中で公式化されているのだ。



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昼食は済ませていなかった。
朝食がすき焼きの残りとあって、朝からしっかりしたものを食べたせいなのであろう。撤収が終わった12:00くらいはまったくおなかが空いていなかったのだ。

しかし、ドライブしたり、歩いたりしているうちにおなかも減ってきた。
ほうとうを食べて帰ろう。と、車を山中湖方面へ向けることにした。

このほうとに関しては、また別の記事にしたいと思うので、ここでは割愛させていただきたい。
遅い昼食は、甲州名物のほうとうを食した。



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時刻はすでに16:00を回っていた。
高速道路の渋滞情報もすごい事になっている。大月から相模湖間25kmの渋滞・・・
八王子から調布20km渋滞・・・

帰りは山中湖をまわり、道志街道(国道413号線)を抜けて相模湖まで出ることにした。

道志渓谷の景観を楽しんで帰るつもりだったが、景観を楽しむには時間が遅かった・・・
あたりはすぐに暗くなり、ただの暗闇の山道をひた走る事になってしまったのだ。


相模湖から中央道を利用して帰ることにした。
結果的にはこれが正解だったかもしれない。大月から相模湖間では25kmの渋滞に事故まで
発生していたようで、山道だろうが車を走らせているほうが気分的には楽になる。

モモは少し車酔いをしたようだが、なんとか耐え切った。
この帰りの渋滞。関東エリアの交通量の多さは、毎度毎度ため息が出る思いだ。



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それでも、キャンプは楽しい!

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コメント 8

しゅんさん

こんばんは!

ここは良いキャンプ場ですねぇ!
ファミ、ソロ、グル・・・どんなシチュエーションでも
楽しめるサイトバリエーションが魅力。

晩秋の朝霧は2℃まで下がりましたか。
いよいよ冬キャンプが始まりますね・・・

しかしシェルの中23℃ってすごいですね。
暖房は武井バーナーだけですか?
by しゅんさん (2010-11-24 22:13) 

ヒデぽん

しゅんさん!
本当に良いキャンプ場だと思います。
でも夏はきつそうですね~!
平坦部が少ない分、フラットを求めて人が集中しそう・・・
春先、秋が良いと感じました!(^^)
暖房は武井パープルストーブです。
あと、ランタン(灯油)が3台シェルの中に入れ込んでいたので暖かいのでしょう(^^)
by ヒデぽん (2010-11-24 22:27) 

マツテック

こんばんは^^

すき焼きの美味しい季節になりましたよね~
翌朝も美味しくいただけて、うどんで量の調整もきくし...(笑)
我が家も外ではよくします。

確かに寒くなってくると目にするテントも変わってきますよね~
ソロテントか*か...

それにしても、夏場と違ってなんとも贅沢な風景ですね~
by マツテック (2010-11-24 22:36) 

ヒデぽん

マツテックさん!
鍋物が好きな我家にとっては、最高の季節です!(^^)
それに、鍋物だと洗い物も少なくなるので楽になるし!

夏場では味わえない、静かさとゆとり。害虫もいないので最高の季節だと思います!
本当に贅沢だと感じますよね~(^^)
by ヒデぽん (2010-11-24 22:49) 

yossi-

富士山の見えるキャンプ場はホントいいですね~
うちも朝霧行ったとき、なるさわで車中泊しましたよ~
あの石が印象的です。

朝霧は広くて悩みますよね~
うちは管理棟の近くのIサイトにしましたよ。
確かに傾斜があったので起きると入り口にみんな集まってましたね~
寒いですけど気持ち良さそうですね~
by yossi- (2010-11-24 23:10) 

ぴょんたん

おぉ!なんと!!
我が家もこの日、富士山の麓におりました!

朝霧も気持ちよさそうですね~~♪
そして、すき焼きも美味しそうだ!!
by ぴょんたん (2010-11-25 00:06) 

ヒデぽん

yossi-さん!
朝霧ははじめてでしたが、秋に来てよかったと思います。
夏場は、たぶん平らな場所を確保するのが難しいかもしれませんから(^^;
はやり広々とサイトは使いたいですよね!
この時期は寒さ対策さえすれば、贅沢にサイトを使えます!!
by ヒデぽん (2010-11-25 00:45) 

ヒデぽん

ぴょんたんさん!
おぉ~!残念!
お会いできたかもしれませんでしたね!!
せっかく遠征されていたのに・・・
まぁ、我家も突然に決めたので仕方が無いですが、残念です・・・
また遠征されるときは連絡ください!
我家も遠征のときは連絡を入れます!(^^)
by ヒデぽん (2010-11-25 00:48) 

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