9月の連休 [新富士オートキャンプ場(静岡県)]
2010年9月18日(土)からの3連休に静岡県の“新富士オートキャンプ場”に行ってきた。
季節的には秋のはずだが・・・
まだまだ、暑い日が続いている。
そんな秋の入口にさしかかった連休にキャンプに向かった。
世間的ではSW(シルバーウィーク)とも言われる連休であることと、行楽日和と重なって高速道路は大渋滞となった。
朝の出発時間が8:00では、関東地方では出だしが遅いのだろう。
さいたま市を出て、東名高速道路の富士ICまでたどり着くまでに5時間以上も掛かってしまった。
結局、キャンプ場に到着したのは14:30になってしまったのだ。
本当なら、キャンプ場に早く到着してのんびり過ごすつもりで出かけたのだが、3時間以上も余計に時間が掛かって、その願いは・・・・
到着後にすぐにチェックインをして、指定されたサイトに向かった。
遅れて到着した分、できるだけ早く設営したく急いで準備を始めたのだ。
荷物を一気におろして、サトぽんとぼくは役割分担で設営しはじめた。
モモはこの作業の最中に宿題を済ませる。
この姿は、最近の我家では標準的な光景になったように感じる。
14:30に到着して、15:30、設営が完了した。
1時間程度で設営するなんて、自分では考えられないような速さでの設営だった。
このキャンプでの本来の目的は、愛知に住む友人と一緒にキャンプをすることだった。
しかし、仕事で来ることができなくなってしまったのだ。
せっかくの連休なので、家でくすぶるよりも外の空気の中でゆっくりしよう、ということを目的にして、今回のキャンプを決行したのだ。
そして、設営が終わればその目的を即実行する。
渋滞に巻き込まれ、予定よりも遅くキャンプ場に着いたのだが、思ったよりもゆっくり、ゆったりした時間を過ごせていた。
設営が早く済んだせいで早くにくつろぐことができたせいだろう。
イスにどっぷりと座り、外の空気にあたりながら、空を見上げてビールを飲む。
家の中ではけっして味わえない、心癒される瞬間だ。
こうして、ぼくとサトぽんがくつろいでいた間のモモの行動は、ちょっといつもと違う芸術活動だった。
空いているとなりのサイトでなにやら地面に絵を書いていた。
時間をかけて何か書いていると思いきや、絵だけではなかった。
サイト周りの雑草をむしっては、絵に合わせていく。
製作時間は、5時間から6時間くらいだろう。
到着してから始めて、翌日の午前中までかけて製作していた。
何を描いたのかよくわからないが、どうもモモの中の空想の鳥のようだ。
初日の夕方近くから始めて、翌日の午前中に完成させた。
まだ気温が高く、夏の面影を残しつつも季節な秋なのだ。
日が暮れるのが確実に早くなったと感じる。
ビールを飲んでゆっくりくつろいでいるうちに、辺りが段々と薄暗くなってきたのを機に、ランタンの準備を整えた。
ぼくがビールを飲んでいる間から夕食の準備は始めて、暗くなった頃にはできあがっていた。
考えてみたら、家族だけでするキャンプは久しぶりだった。
6月に栃木県の“那須野が原公園AC”に行った以来だろう。
8月はサトぽんが夏の日差しから逃れるために家に閉じこもっていて、モモと二人に出かけていたし、それ以外はグループキャンプで出かけていた。
久しぶりに家族だけで、家族の会話を楽しんだ。
何度もblogで書いていることだが、我家のファミリーキャンプとは、いつもの日常の生活が外に出ただけで、あとの行動は日常となんの変わりもないのがスタイルだと思っている。
今回のキャンプは、まさにその典型的なパターンだろう。
食事もキャンプの特別な料理ではなく、冷奴に枝豆、白米に味噌汁、モモには肉を少し焼いて食べさせる。まるっきりの家庭料理なのだ。
食後にはお茶を入れて飲みながら会話を楽しむ。
まったく家が外に出ただけの生活パターンだ。
こうして、静かに夜を迎えた。
関東に来てからキャンプに来るとよく思うことは、本当に朝が早いと思う。
我家が遅いのか、地域性のことなのかはっきりとはわからないが、なんとなく、日の出の時間に関係があるのではないかと想像している。
今回のキャンプでは、予想外にもサトぽんとモモぽんが早くに目覚めたのだ。
起床時間は6:30。
すでに周りのキャンパーさん達は起きていて、食事までされている家族までもいた。
それだけ朝が早いのだと実感する光景だ。
朝食は、前日の夜に残った白米と味噌汁といった和風的な朝食メニューだ。
昔はキャンプに来ると、キャンプ向けに日常の生活では食さないようなメニューも作ったものだふが、最近は前夜の残り物を、翌朝のテーブルに並ぶことが多くなった。
これで良いのだと思う。
キャンプごとに何か特別にメニューを考えるのはわずらわしいことだし、これで良いのだと思う。
朝食後にキャンプ場を探索して歩いてみた。
8月のピークシーズンを過ぎたとはいえ、まだ気温も高く、しかも連休とあって多くのキャンパーさんがキャンプをしている。
我家の設営したサイトエリアは、密集状態とまではいかなかったが、他のエリアはこの時期でも密集状態だった、。
今年は暖かい秋のようなので、10月の連休まではこんな状態が続くのだろう。
日中は気温も上昇して、暑く感じるほどだ。
それでも、真夏の日差しとは違って、タープなしでも十分気持ちよく過ごせる。
なんのイベントごとや観光目的もないキャンプの過ごし方は、ひたすらのんびりすること。
心地の良い時間が、本当にゆっくりと過ぎていく。
仕事で溜まったストレスや疲れは、間違いなく癒されていく。
こんな光景をキャンプ場で見られた人には、
「なにもキャンプまで来て勉強なんてさせなくても・・・」
って声が聞こえてきそうな感じがするが・・・・・・
弁解でも言い訳でもなんでもないが、今回の我家のキャンプはキャンプに来てキャンプにあらず。あくまで、家で生活しているのと何もかわらない状態を外へ持っていっただけなのだ。
だから、この光景は日常の姿なのだと理解していただきたいと思う。
モモが宿題をしているのを横目で見ながら、ぼくは缶詰をあてにしてビールを飲む。
ビールを飲みながら宿題の内容についてえらそうに語るのだが、ただの酔っ払いのたわごとだとモモには相手にされない。
まぁ、そんなことはどうでも良い。
ぼくはただ、親父の休日を楽しんでいた。
2日目は、1泊で来られていたキャンパーさんが撤収され、それに代わって新たにキャンパーさんが来られるといった状態だった。
初日と数的には変わってないだろう。
数的に変わってないということは、夕方になると風呂が込み合ってしまうと判断し、早めに風呂に入ることにした。
キャンプ場のキャパ数からいって、風呂は小さいと思う。
皆が集中した場合は、とても入りきれないだろう。
入浴した時間は16:30頃だったと思うが、これが大正解で、ぼくが入ったときは貸切状態だった。
さて、風呂上りは夕食の時間だ。
前夜に続いて特別のキャンプ料理ではない。
ちょこちょこと出来上がったものをつまみながらビールを飲んだ。
天候にも恵まれて、大空の下での食事ができたことは、なによりも幸運だったと思う。この時期で大空の下での食事はとにかくうまいのだ。
ちょうど夕食時に、管理人(オーナー)さんが蒸かして作った「さつまいも、じゃがいも、とうもろこし」などを、一輪車に乗せて、各サイトを回りながら配っておられた。
この心遣いというか気の配り方が非常に嬉しく、温かさを感じた。
他愛もない、普通の家族での会話を楽しみながら食事をする。
食後もそのままゆったりと過ごす。
最近、オセロゲームでハンディーキャップをつけてやるのだが、なんと負けてしまった・・・
まだ2年生のこどもとなめてかかると、大人のプライドを揺るがす痛い目に遭うことがわかった。
この後は、モモはシュラフに入り、22:00にすべてのランタンを消し、フュアハンドランタンのみで、サトぽんとイスを並べ、しばらく空を眺めながら過ごした。
朝も早いが夜も早い。
22:00の段階で、ほとんどというか、全てのサイトのランタンは消されて、静寂の世界に変わっていた。
その暗がりの中、フュアハンドランタンの灯りも極力落として座っていると、いろいろな音が聞こえてくる。
特に、秋の虫の音は、秋を感じさせるには十分な演出になった。
3日目の最終日の朝。この日も快晴になった。
ここ最近は、雨にやられることなく快適に過ごせている。
なんと言っても乾燥撤収できることは、キャンプに行った後の処理に疲労感が残らずに済むので助かる。
朝日を受けながら朝食を食し、その後もしばらく、気持ちの良い朝を堪能した。
連休の最終日といえば、帰路の高速道路の大渋滞が待ち構えている。
渋滞は避けられないと判断して、できるだけ早く撤収して帰ることにした。
撤収作業中も・・・
前日に1泊でキャンプに来たお隣のサイトのRちゃんと宿題が終わった後遊び、最後はRちゃんのニンテンドーDSで写真を撮っていた。
キャンプ場を11:30に出て家路に向かった。
途中の高速道路は、やっぱり渋滞だった。
家に着いたのは、16:00を過ぎて5時間ほど掛かったが、行くときよりもはるかに気持ちが楽だった。
なぜか?
それは、キャンプで十分ストレスが解消され、リラックスした状態になっていたため、渋滞がそれほど苦にならなかったのだと思う。
キャンプには、こうした気持ちを落ち着かせることができる、特効薬みたいなところがあるのだ。
2010-09-25 21:26
nice!(2)
コメント(10)
こんばんは~~!
まったりと連休を楽しまれたようで^^
いつものペースで過ごせるのも、
ファミキャンならではの良さですね♪
渋滞は大変だけど、それ以上に心も体もスッキリでいいですね^^
管理さんの心づかいが、嬉しいキャンプ場ですねー♪
by ぴょんたん (2010-09-25 22:47)
久しぶりに家族で過ごされてみたいですね~
2泊はやはりいいですよね~
天気も良くよかったですね~
ここは富士山は見えないのかな~
また行きましょうね~
by yossi- (2010-09-26 21:41)
ぴょんたんさん!
今回の渋滞にもやられました・・・(^^;
でも、それでも行ってみると疲れを忘れさせてくれるキャンプは大好きです!
やはり、これも家族が揃って動いてくれるおかげですね(^^)
by ヒデぽん (2010-09-27 19:19)
yossi-さん!
楽しんできました!忙しい中で行ってきたのですが、行ってよかったと思いますね!(^^)
ここは、一部のサイトから富士山が見えますが、大部分のサイトからは見えません。
木々や小山に囲まれているキャンプ場なので、本当に一部のサイトからしか見えないのです!
by ヒデぽん (2010-09-27 19:23)
こんばんは!
日常と変わりない過ごし方でもをフィールドにいるだけで・・・
特別な休日になりますよねぇ(笑)
なんか本当にのんびりとした感じが伝わってきて、
とても微笑ましく拝見しました!
モモちゃんは・・・芸術家っすね(笑)
by しゅんさん (2010-09-27 23:16)
今晩は~。
そういえば関東のキャンパーは朝が早いですね(笑)
富士山は見えましたか?
朝霧地区にもたくさんキャンプ場がありますよ。
新富士も良い感じですね!
by campapa (2010-09-28 00:36)
しゅんさん!
2泊のキャンプで、どこへも行かずのんびり過ごすことは、非常に贅沢な時間の使い方かもしれませんね(^^)
やっぱり、こうして別荘気分でキャンプをすることは、気持ちが良く癒しのの時です。
by ヒデぽん (2010-09-28 19:05)
campapaさん!
このキャンプ場は、一部のサイトからしか富士山が見えないのです。今回の我家のサイトからは、まったく見えませんでしたが、場内の散歩をしながら富士山を見ました。
今度行くとしたら、富士山が見えるサイトに入りたいですね!(^^)
by ヒデぽん (2010-09-28 19:07)
はじめまして。
ブログでキャンプ場の様子、情報を頂戴しました。
2011~2012カウントダウンキャンプをこのキャンプ場
で過ごすつもりで予約を入れました。
ありがとうございました(^-^)
by Kansai-gin (2011-12-03 08:27)
Kansai-ginさん!
ようこそ、いらっしゃいませ(^^)
カウントダウンに新富士ACに行かれるのですね~!
blogがお役に立てたことを嬉しく思っております。
我が家も年越しに、新富士ACの近くに行きます。となりの市にあるキャンプ場ですが、温泉付きのキャンプ場で、富士山も見える場所です。
富士山を眺めながら新年を迎えたいと思ってます(^^)v
by ヒデぽん (2011-12-29 12:14)