夏の終わりに・・・(100826-0829)

東北自動車道の“西那須野 塩原ＩＣ”に到着したのは１３：３０をまわっていた。

都市部で厳しい残暑が続く中、避暑地といわれているエリアも例外ではなく暑い。
おそらく、都市部で暑くなった空気が、この栃木県の那須方面へも流れてきているのだろう。
車の窓を開け、車内に吹吹き込む風がぬるいというより、熱く感じるほどだ。

それでも、都市部に居るよりもはるかに過ごしやすいのは確かなことだ。


西那須野 塩原ＩＣを降りてから、まず“スーパーあさの”へ向かった。
キャンプ中の食材の買い物はほとんど済んでいたが、前回このエリアの“那須のが原公園ＡＣ”でキャンプをしたときに見つけた


このスーパーで、くだものを買いたかったのだ。
ぶどうと桃を買ってキャンプ場へ向かった。
やはり安いと再認識した。


＜到着！！＞

２０１０年８月２６日（木）から２９日（日）までの３泊４日を栃木県にある、“那須たかはらＡＣ場”で過ごした。
今回は、このキャンプの１０日ほど前にＳさん（海なしヨットマン）のお宅にお邪魔したときに、キャンプに行く約束をして、それが実現したキャンプだ。

Ｓさんのことを話題にすると話しが長くなりそうなので割愛させていただくとして、キャンプをご一緒するのは、去年行った九州の“山鳥の森”以来のキャンプになった。

買い物を終えて、１４：３０頃キャンプ場に到着。
到着と同時に、Ｓさんが出迎えてくれた。



Ｓファミリーは我が家が来る前、２４日からすでに来られてキャンプされていたのだ。
チーちゃん、しんくんが走ってくるのが車の中からも見えた。
車から降りると、Ｓさんご夫妻も管理棟の前に立っている姿が見えた。

このキャンプ場はＳファミリーのお気に入りキャンプ場で、常連さんになっている。
そのおかげで、初めて行った我が家も、初めて訪れたような気兼ねがなく、ごく自然に入り込むことができた。




＜サイト＞
那須たかはらＡＣは、広場サイト、区画サイト、林間サイトと別れている。
Ｓファミリーが林間サイトに設営されていたので、我が家も林間サイトでＳファミリーの隣接サイトに設営した。
設営のときの空模様があやしく、ポツリポツリと雨も降ってきたので、Ｓさんに手伝ってもらいながら設営をして早く完了させることができた。



設営したのは、リビングシェルとアメニティードームＳ。
今回アメニティードームＳは、３人のこどもたち用のテントとして設営した。こども部屋だ。
このテントで遊び、夜はこどもたちだけで寝る事になった。



モモにとっては、キャンプ場で親から離れて寝ることは初体験になった。
今までなら、親から離れて寝るなんて考えられない行動だった。
こんなにも突然にできてしまうものなんだと、モモの成長も感じた。



ぼくとサトぽんは、寝室になるテントを忘れてしまい、Ｓさんからお借りしたリビングシートとリビングフロアマットを使って、リビングシェルに直接寝室を作った。



虫のことが気になったが、虫対策として夜はランタンはすべて外から照らす間接照明にし、中はフュアハンドランタン１つで済ませた。
意外にも虫に悩まされることなく、快適に睡眠がとれた。



こども達は到着早々からキャンプ場内を走りまわり、サイトにもどっては、こども部屋テントに入ってなにやら楽しんでいる。


大人も早々とビールを片手に・・・
Ｓさんサイトへお邪魔して、まったりモードに入った。



日差しがあると、遮光物のない広場サイトや区画サイトではきついから、林間サイトに入ったとＳさんからお聞きした。
これが正解だった。


キャンプ中、日が当たる時間帯に広場サイトや区画サイトを歩いてみたが、じっとしているだけでも汗が流れ落ちるほど暑かった。
しかし、林間サイトでは吹き抜ける風は爽やかで、涼しく過ごすことができた。



初日は平日だったこともあって、林間サイトは我が家とＳファミリーだけだった。
翌日金曜日も２組が林間サイトへ加わり、土曜日には我々のサイトから離れた林間サイトへ複数のグループが入った。



土曜日は広場サイトや区画サイトにも、グループで来られているキャンパーがポツンポツンとサイトを作っていた。
３泊４日通して、密集したテント群を眺めることなく、余裕のある景観の中でゆっくり過ごした。



地域的には違いがでるだろうが、前の週に行った“キャンプクレスト”よりも、さらにキャンパーの数は少なかった。
お盆をはずして仕事を休むことが許されたことに感謝だ。



お天気も恵まれたといって良いだろう。
到着したときの雨と、同じ日の夜に激しい夕立に遭ったくらいで、あとは雲行きが怪しくなることはあったものの、残暑を厳しくしている太陽とにらめっこができた。



簡単に激しい夕立といったが、これが雷を伴う大雨になった。
その大雨は、ちょうどＳファミリーのリビングシェルでみんなで食事をしていたときで、広場サイトや区画サイトと違い、林間サイトは砂利サイトになっているため、足元が川になったほどだ。
我が家が来る前の日も激しい夕立に見舞われたようで、連日の大雨に、翌日の雨の心配までするようになった。




＜イベント＞

キャンプ場では様々なイベントを用意している。
その様々のイベントの中から、Ｓさんに決めていただいていた“ピザづくり”をすることになった。


ここでは、発酵させておいた生地をのばすことから始める。
団子状の生地をのばして、できるだけ薄く延ばして、それからトッピングに入る。
トマトソースとチーズはキャンプ場で用意していただいてたので、ベーコンだけを持参してトッピングした。


下準備を終えた生地は石釜に入れて３分程度焼くのだ。


出来上がったパイ生地にトッピングするピザづくりは経験していたが、生地をのばすことから始めるピザづくりは初めてのことで、ぼくもサトぽんも楽しめた。

これ以外にも、Ｓさんが独自でいろいろとイベントを計画されていたのだ。
Ｓさん自身も、こどもたちとキャンプをするのが久しぶりになったため、こどもたちを喜ばそうと計画されたのだろう。



“すいか割り”



“花火”



“パンづくり”

パンづくりは粉を練るところから始め、発酵、形づくり、焼きと時間が掛かるため、午前中から練り作業をして、発酵させている間に買い物などに出かけた。
もどってから形をつくって、またしばらく置いておく。
Ｓさんはこの間もダッジオーブンの準備をしたりと大忙しだった。


ちょっとここでハプニングが発生してしまった。
パンを焼くころには日が暮れて暗くなってきていた。
Ｓさんはランタンの準備をしていたのだが、その準備中にランタンから灯油が噴出し、こどもたちに直撃・・・
さらに、焼きあがって置いておいたパンにもかかってしまったのだ。


当然、こども達は大泣きをする。
灯油が掛かったことによる驚きと匂い、さらには灯油がパンにかかってしまったこともショックだったのだろう。

結果的には、生き残ったパンもあり、「次のキャンプでまたつくろう」と約束して円満に終わった。

しかし、そこまで行き着くまで、こども達の落胆もさることながら、Ｓさんのしょげ具合もすごかった。

大きな背は丸まって、こども達になんて声をかければよいか見つからない様子・・・

こども達を喜ばそうと一生懸命になっていた分、その落胆ぶりは、ぼくの想像をはるかに超えていた。



でも、長くキャンプをしていれば、いろいろなハプニングはつきもの。
これはこれで、こども達にとってはひと夏の良き思い出に変わって、先々のキャンプで思い出話しとして、サイトから笑い声が聞こえてくることだろう。

その証拠に、生き残ってできあがったパンをみんなで、おいしいね、と喜んで食べていたのだから。




＜食事＞

このキャンプを通して、我が家には珍しく自分のサイトで１度も食事をしてない。
最終日の朝食を、自分のサイトで撤収作業をしながらつまみ食いしただけで、あとはすべてＳファミリーサイトで食事をしたのだ。



お互いに食材を持ち寄り、つまみながらお酒をのみ、会話を楽しんだ。
お互い食材を持ち寄りというより、ご馳走になったと言ったほうがはまるかもしれない。



Ｓさんからお肉（ラムチャップ）、我が家からとうもろこし。
Ｓさんからお肉（牛タン塩）、我が家からウインナー。
Ｓさんからマツタケ、我が家からキムチ・・・
Ｓさんからマツタケご飯、わが家から白米・・・・・・



こんな調子で今回のキャンプを、楽しく、美味しく過ごさせていただいてしまった。



近くの美味しい蕎麦屋さんや、スープ焼きそばなども昼に出かけて食した。




この蕎麦屋さんとスープ焼きそばは別の機会にblogでＵＰさせてください。
スープ焼きそばはUP済みですが・・・




＜夏休み最後の思い出＞

このキャンプはＳさんはじめ、Ｓさんご夫妻には大変お世話になったキャンプだった。
キャンプ場の手配から変更、食事のこと、またエリアの情報もいろいろ教わった。

そして、チーちゃん、しんくんにもモモの面倒を見てもらえて、大人の時間をゆっくり過ごせた。
朝と昼と夜に関わらず、ビールを飲んでコットで昼寝をして、また飲む。
家族でキャンプに来ながら、完全にオヤジの休日を過ごしていた・・・



キャンプ場もアットホームで、良いキャンプ場だった。
露天風呂も最高に気持ちが良い。


景観も良く、サイトの芝の感じも気に入った。
今回、林間サイトで砂利敷きだったが、ここもけっして悪くない。
Ｓさんには良いキャンプ場を紹介してもらったと思う。
このキャンプ場については、インプレッションでＵＰしたいと思う。



モモに今回のキャンプで思い出に残ったことを聞いてみた。
川に行ってメダカ捕りをしたことだらしい。


Ｓさんが５００ｍｌのペットボトルを２つに切り、それを使って泳いでいるメダカをすくいあげるのだ。


こども３人でたくさんのメダカを捕って、大きなペットボトルへ移していた。
大きなペットボトルはメダカの水槽になり、サイトへ持ち帰ってメダカの動きを観察していた。



なによりの楽しい思い出は、チーちゃんやしんくん達と一緒に遊び、こどもだけのテントで語り、寝て・・・
と、思い出を語らせてはきりがない。



４日間のキャンプ中のすべてがモモにとっては楽しい思い出になっている。
たくさんのできごとの中、何が一番なんてことはない。
すべてが楽しい思い出になっているのだ。
そんな話しを聞いて、キャンプに来てよかった、キャンプをしていてよかったと思う。



Ｓさんとの次のキャンプの予定は立ててないが、必ず行く約束をしてこのキャンプ、夏休み最後のキャンプが終わった。




＜番外編＞
我家の普段使ってるランタンはケロシンランタンのペトロマックス系のランタンが多い。
これが意外とじゃじゃ馬で、昨日ちゃんと点いたからといって、今日ちゃんと点くとは限らない。

このキャンプ中の最終日の夜も・・・


オプティマス１２００のニップルとニードル部の問題から不完全燃焼。
ペトロマックス５００CPはミキシングチューブを支えているパーツ（ネジとプレートなど）脱落しミキシングチューブが適切な位置に収まらずに不完全燃焼。


ともに応急的に修復し、この最終日の夜は無事に過ごすことができた。



これからの心配事は、ペトロマックスの流通携帯が変わったことによって“ガルバンゾ”がパーツを揃えることが困難になっていることだ。

細かなパーツの交換時にペトロ系のランタンのユーザーも困るだろう・・・

タグ：雑記 キャンプ

コメント 6

夏休み最後に楽しまれたようですね～
いろんなハプニングもあったけど想い出に残るでしょうね。
いいｷｬﾝﾌﾟ場が見つかりよかったですね～

ランタンの部品手に入りづらいのは嫌ですね～
今のところは大丈夫ですが心配です。

早く秋にならないかなー
by yossi- (2010-09-02 22:14) 

yossi-さん！
本当に涼しい秋が待ち遠しいです！（＾＾）
今年の夏は特別暑いようなので・・・

それでも、8月の夏休みは避暑地を求め３ヵ所のキャンプ場を回って、よい所も見つけられました！

今年はもう一回くらいはご一緒したいですね（＾＾）
by ヒデぽん (2010-09-03 19:53) 

キャンプ場もSファミリーもなんだか良い雰囲気ですね～＾＾
ちーちゃんもしん君もモモちゃんも楽しい夏休みの思い出が
できて良かったですね！

今、思えば瑞樹もSファミリーと初めて会ったその日に
Sファミリーのテントで寝たような記憶が＾＾

余談ですが、年末年始に山鳥のカウントダウンキャンプに行ってきます！
待ってます・・・(大笑)

by みーくんパパ (2010-09-03 21:08) 

こんばんは(^・^)

じっくり読ませて頂きました～(^^♪

あまり夏キャンプの経験がないのでつい広々芝生に設営してしまいそうですが・夏は林間がいいんですね♪　

ハプニング・・後ではいい思い出になりますよね(^^ゞ　我が家はハプニングだらけで子ども達はマヒしてるかもしれませんが（笑）


　
　
by piyosuke-papa (2010-09-03 22:57) 

piyosuke-papaさん！
８月は２回林間でのキャンプをしました。暑いときはやっぱり良いですね。
でも、高原の芝サイトでタープの下も好きです（＾＾）
piyoさんのblogに出てた、白樺の芝はいいですよね（＾＾）
by ヒデぽん (2010-09-04 09:15) 

みーくんパパ！！
業務連絡です！！（＾＾）
メールくださいな！！（＾＾）
冬は、関東へ来られませんか？
by ヒデぽん (2010-09-09 20:50)